ピオーネを環状剥皮

農業日誌

 今年でブドウを栽培し始めて14年になります。 最初の頃は、ピオーネは学生服のような真っ黒なブドウでしたが、近年は温暖化のせいでなかなかそういう黒にはなりません。少々赤くても味に変わりはありませんが やはり見た目は黒い方が美味しそうに見えます。 そこで、何とか黒くならないかと色々と努力するわけですが、その一つの方法として環状剥皮があります。

 ちょうど今頃が環状剥皮に適した時期です。 環状剥皮とは文字通り、環状に皮を剥ぐことです。 このことによって葉っぱで合成された糖分が根に戻らず 実に蓄積されて甘くなり、アントシアニンが合成されて着色が良くなるという理屈のようです。アブサップという薬があり効果も期待できますが、手間がかかるのが難点です。環状剥皮を実験的に何度か試した事があり、着色が良くなるということは実感しています。今年のシーズンオフには改植のために 3本 ほど 木を切る予定があるので、着色の悪い樹7本に環状剥皮を実施しました。

 写真で緑色のものは ビニールテープですが、これは リング状の目印として貼っているものです。環状剥皮専用の道具を使い、皮の表面に傷を付け、マイナスドライバーで皮を剥ぎ取った後、癒合促進と防水のためにトップジン M ペーストを塗っておきました。

 環状剥皮の他に、トンネル内が高温になる事を防ぐために、ビニールトンネルの妻側を解放し、所々に穴を開けました。

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